11月16日(木曜日)マナボーテ村上にて、新潟大学准教授 西條秀俊氏を招きし、
新潟県ネットワーク化推進事業 『若者が輝ける地域社会を作る講演会』
を開催いたしました。
当日は、悪天候にも関わらず、46名の方が参加してくださいました。
講演会の第一部では、「下越地域若者サポートステーションの事業説明」
第二部では、「若者のキャリア形成支援とキャリアコンサルタントの役割」
といった内容で行い、現在の若者がおかれている状況や未来を抱える若者は、この先どのように
仕事と関わっていけばよいか。
国家資格であるキャリアコンサルタントとは、どのような役割をするのかなどを西條氏にご講演いただきました。
また、講演会の中では、新潟大学の学生が、自分の「価値観」や「仕事選びの基準」などを知る為に実際に活用している『CANカード』を使用し、グループワークにて体験しました。
グループワークでは、
①「価値観、生活観、職場環境観、勤労観」の分類があるカードの中より、自分自身が大切にしている事柄を20枚を選択する。しっくりくるものがない場合は、FREEを使用する。
②更にそこから大切なものを残し10枚にする。
③また更に5枚に減らし、最終的に3枚だけを残す。
④そしてその3枚をグループ間で見せ合い、それぞれがカードを選択した理由を簡単説明をする。
といった内容でした。
西條氏は、
選んだ3枚のカードの組み合わせや選択した理由は、同じ人は殆どいなく、殆どの方が違うもの。また、3枚選んだカードも時間と共に変化をするもの。と説明され、若者支援をするにあたり、重要なのは相手の立場に立ち、『聞く』ではなく『聴く』ことが最も重要なのだと、改めて気付かされました。
ここで、いくつか参加者の声をご紹介したいと思います。
・相談を受ける時に一つ一つの発言や『聴く』ということを大切にしようと思った。
・高齢化が進む中で若者の考えが変わりつつあり、職業意識について話を聞くのが面白かった。
・キャリアコンサルタントの役割、地域の実情に合った支援の重要性を理解できた。
・キャリアカウンセリングについてカウンセリングの進め方など参考になりました。カードの手法も自分の価値観を確認するよい機会になりました。
との声をいただきました。
西條氏はじめ、この日お忙しい中、講演会に出席してくださいました皆様、本当にありがとうございました。
下越サポステは、今後も若者の就労支援に力を注いで参りたいと思います。