朝活『メンタルヘルス』

6月24日の朝活(メンタルヘルス)の報告です😊

 

本日の参加者は、選りすぐりの1名でした!

えっ、1名!?😮と思われたかもしれませんね。不人気な講座だったのか、はたまた村上のサポステが流行っていないのか。

 

いいえ、そんなことはありません。たまたまとは言え、就職に向けて動かれていた方が重なったというのが事実なのです✨つまり、サポステや利用者の方々にとっては、嬉しい悲鳴だと言えます。

これは、本日の参加者の方にも言えることでした。少数名とはいえグループの場合には、あらかじめ決めたことを他の方々と同じペースで進めねばなりませんし、講師の対応が行き届きません。その点、個別対応の場合はオーダーメイドの服を仕立てるかのように、参加者の反応を見ながらきめ細やかな対応を柔軟に行えます。

参加された方はグループ講座と思って来たら個別(といってもスタッフを交えて3名でのやりとりでした)だったので最初は戸惑い、不安を感じておられましたが、上記のようなお話をすると、かえって贅沢な時間が持てることに気付かれました(笑)

 

さて、本日の講座は、『描画と物語』でした。

前々回は色鉛筆やクレヨンでこころの天気を表現していただき、前回はちぎり絵でこころの天気を表現していただきました。今回はまず【描画】として、相互なぐり描きというやり方で、一律のテーマではなく自分の思いついたモチーフを表現していただきました。

なぐり描きと聞くと暴力的なイメージが湧いてびっくりするかも知れませんが、要は2歳前後の子どもが描いた絵のようなものだと思っていただくとしっくりくると思います。A4サイズくらいの画用紙へ専門家がマジックででたらめな丸まった線を描き、<何に見えますか>と参加者に尋ねます。参加者の方は、線を見て浮かんだものを色鉛筆で色付けして完成させます。でたらめな線によって想像力・創造力が刺激され、自分なりの発想で自由に色付けすることで絵を完成させることができるわけです。

今回は、1つの完成させるごとに描いたものについて講師が尋ねたのですが、参加者の方から自分の描いたものへのネガティブな連想が続くことがありました。そこで講師から、<表現されたこころへ、評価・価値づけのあたまがダメ出しをするクセがあるよう。こころや存在そのものは、本来良いも悪いもないもの。こころの動きを大事にすると、評価・価値づけが気にならなくなる。これまでも描いたものの振り返りをしているが、そのときには絵を見てどう思ったかというより、絵を見てどう感じたかを大事にしてもらいたいと考えている>との話があったのですが、この話は参加者の方に響いたようで、引き続きの活動では描くことに集中しておられました。こうしたやりとりは、やはり個別参加ならではですね。

最後に【物語】として、描かれた3枚の絵を全て使って1つの物語を語っていただきました。描かれた1つ1つのモチーフも大事ですが、こうすることでよりしっくりと自分の胸の内に収まる感じが作られるそうです。「絵本みたいになってすごい」と、うまくまとめられたことに参加者自身もびっくりしておられました。

社会的なルールなどを優先せざるを得ない日常を送っていると、こころの持つ豊かな力が発揮しきれない感じが無意識にでも強まっていきます。そんな自分に、こころの本来の力を取り戻せるような働きかけの1つが、こうした描画や物語を語ることです。朝活(メンタルヘルス)では、こうした働きかけを紹介することで、就職につながるこころの健康を取り戻せるようなお手伝いをしています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください。

 

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