朝活 メンタルヘルス講座

今回は、2月9日に行った朝活メンタルヘルス講座の報告です。

講師は、新潟リハビリテーション大学の中川先生です。

この日の講座のテーマは『健康に良い行動を起こすためにはどうすればよいか行動科学の視点で考えてみよう』

でした。

まずは、『分かってもやめられないこと』について、個々で思い浮かべてみます。

夜更かし、間食、予定を先送りなど・・・・

どれもやめたくても、やめられないあるあるなのですが、やめるのはなかなか難しいものばかりです。

参加者が私は〇〇〇がやめられません、と話すと

他の参加者は「うんうん。」「わかるわかる。」と言っているかのように深く頷いていました。

次に自分のやめたいものに対しメリットとデメリットを考えていきます。

例えば 間食のメリットは空腹感が満たされるのに対し、デメリットは栄養バランスが崩れたり、太る事です。

そうです。頭でわかっている😅のは、正にコレですね。

どうやら、この現象はどちらが勝るかの戦いが自分の中で起こっているそうです。

ということで、この習慣について、どの様に取りかかれば良いかを考えていきます。

まずは、やめたい習慣を書きだした後、比較的やめれそうなものの優先順位を高くすると良いそうです。

そして、『悪い習慣のトリガー』を見つけるそうです。因みに私は、夕食前にチョコレートを食べたくなります💦更にお菓子も食べたくなります💦私のトリガーは、仕事上がりの一息なんだなぁ。と思いました。

そのトリガーを他の習慣に変えてみると良いようです。私は、夕食前はお菓子ではなく炭酸水(無糖ものが好き)なのでこれに変えてみようと思います。

また、この習慣を改善するときにもポイントがあるようで、小さな目標を達成していく、完璧を求めない、時には自分をゆるす事が大切なのだそうです。

そして、これを直すには2つのポイントがあります。それは、

自己効力感=自分に対する自信

ソーシャルスキルサポート=周囲からの助け

です。最後にこれら2つを測るチェックシートを用いて測定してみました。

悪い習慣を治すことは必要な事かもしれませんが、治す事だけを考えると、自分に厳しくなりがちです。時には、失敗も許し、周囲に頼る力がとても大切なのだと感じました。

メンタルヘルス講座は、月に2回行います。興味がある方は、

村上常設サテライトまでご連絡ください。

0254-50-1553

朝活メンタルヘルス講座

 1月27日の朝活はメンタルヘルス講座でした。

講師は、新潟リハビリテーション大学の大矢薫先生です。

今回のテーマは、『セルフ・コントロールのためのリラクセーション法』です。

この日は、アイスブレイクから💡

「お名前」「好きな事」「緊張するとき」をお話をしました。

その後、脈拍測定✨

皆さんドキドキです💖

手首の脈拍や首の脈拍、測定しやすい場所で測定をします。

皆さん、緊張気味のようで少し脈拍の高めなようでした。

そして、早速「漸進的筋弛緩法」実践です。

まずは、窓側を見てもたれ掛かるように椅子へ座ります。

そして、大矢先生が用意してくださったCDからは、心地よい音楽が流れます。また、それと共に呼吸の仕方や体の力の入れ方の指示も流れてきます。

それに従い目を閉じてCDに合わせていきます。

音楽が終わり再び脈拍測定。すると、3名の内2名の方が脈拍が下がっているようでした。もう一名の方は1回目と同じです。

脈拍測定後のに感想をシェア。

皆さんからは、CDの指示通りやるのはこれでいいのかな?と不安を感じたり、もどかしさを感じました。などの感想がありました。実際、皆さんと一緒に体験した私も呼吸を吸う事より、吐くのが苦手かもしれない😅と感じました。

それに対し大矢先生からは、確かに初めてだと戸惑いますよね。苦手なことをするときは、そこではなく音や音楽などに意識を向けるできる場合もありますよ。とお話してくださいました。

シェア後は、緊張しているときに体で起こっている事やリラックス方法を話し合いました。

そして、最後にもう一度「漸進的筋弛緩法」を体験。

すると不思議と2回目より「次はどんな動きかなー??」という不安は減り、安心して行えました。

講座が終わると、「CDはどんなCDですか?」「YouTubeにもあるかな?」と会話が弾みました。

ご家庭でもできるリラックス方法、皆さん体感することができて嬉しそうでした。

朝活メンタルヘルス講座、興味がある方は

村上常設サテライト 0254-50-1553  までお電話ください。

村上サテライト ふるさとつなぐプロジェクト

実は、村上常設サテライトでこんなことを行っていました。

どんなものかというと…。

朝活の終了後に希望制でクラフトバントという紙でできたテープを編み、コースターを作成する作業です。

8月の豪雨水害で被害をうけた方達に何かできることはないかと始まったこの作業。

『コースターを編んで、これを被災した飲食店で使ってもらえないかな😊』

『配布するものいいんじゃないかな✨』

『花瓶の下に置くインテリアでもいいね😊』

作業中は、そんな話で盛り上がりました。

そして、ネーミング決め。ネーミングを決める際には、キーワード出しからという事で😊

こんなに沢山のキーワードがでました👏

それぞれの思いをキーワードで表現し、これを組み合わせてネーミングというカタチにしていきます。

決定したのはこれ👇

『ふるさとつなぐプロジェクト クラフトコースター』

私たちにできる事をしたい

小さなことでも何かのカタチにしたい

そして地域へとつながる力になることをしたい

そんな思いが詰まったコースター☕

本日R5/1/10より村上市坂町のふくちゃCaféにて無料で配布しています✨👏✨

https://hukutya-cafe.amebaownd.com/

コースターを持ってお店へ伺うと可愛い子どもたちがいらっしゃいました😊

コースターを見ると「家族の分も🎵」と

嬉しそうに手に取る姿が微笑ましく、私まで嬉しい気持ちになりました。

早速、レジ脇に飾ってくださった、ふく茶Caféのスタッフさんありがとうございます。

一つ一つサポステの利用者が作ったコースターが皆さんのハッピーにつながることを願っています。

朝活『メンタルヘルス』

10月13日の朝活メンタルヘルス講座は、新潟リハビリテーション大学の和田先生でした。

講座の前のアイスブレイク(場の雰囲気が緩まるエクササイズ)では、「あなたは肉派?魚派?」について話し合いました。タレの付いた肉が好き、旬のサンマが食べたいけれど高くなっていて手が出しづらい、お肉も魚も好み、どちらかというと肉派だけれど食卓に出てくるのは魚が多いなどなど、様々な嗜好を語っていただきました。食べ物の話をするとついそれを思い浮かべて食欲が湧いてくるのが不思議です。

さて、本日の講座タイトルは、『ココロの相談ナビゲーター』でした。

タイトルから内容が想像できるでしょうか?

何をしたかを簡単にお伝えすると、こころの悩みを扱うラジオ番組のパーソナリティ(司会進行役)になりきって、よくあるこころの悩みへの解決策を提案してもらう、ということをやっていただきました。

自分で悩んでいる時には解決できないままモヤモヤと悩んだままで過ごしがちですが、他人にアドバイスするような視点で悩みについて考えてみると、解決策がスッと思い浮かぶことがあります。これは、悩みを頭の中から消したいという思いが先行して、なかなか解決のために頭を使おうとしにくいことも理由の1つだろうと思います。そのため、よくあるこころの悩みの相談役となって解決に向けて頭を使ってみることが、実は自分自身の悩みと共通する点への解決にもつながっていくというのが、今回の講座のミソです✨

ということで、参加者の皆さんには、よくある悩みについてアドバイスする、ラジオパーソナリティになっていただきました(タイトルでナビゲーターとしたのは、そうした呼び方のほうがカッコ良さそうだからというのが理由です(笑))。

まずは各自の担当番組に悩み相談があったつもりで検討です。

最初の【過去のミスや失敗ばかり頭に思い浮かんで、次の仕事を探すためのやる気がなかなか出てきません。このままの自分で仕事を始める自信もありません。どうすればよいでしょうか?】

という悩みには、「やれそうな仕事から始めてみては」「自分を癒やすことから-心に栄養を与えては」「変えられない過去のことを考えるよりも進む勇気が大事」「一人で悩んでいない?身近な人に相談してみても」などのアイデアが挙がりました。続いて参加者全員がパーソナリティの番組のつもりで話し合っていただくと、「相談してもらったこと自体が自分を変えようとしている.向上心がある」と労いがあり、進む勇気を持つには「勇気を出そう!と声に出してみる」「ちょっと行動してみると勇気のループが始まる!」といった回答が出て、各自のアイデアとのつながりも考えられました。

続く【職場の人に話しかけたいと思っても、忙しそうにしていると話しかけられません。分からなくても聞けないまま仕事をして間違うこともあるので、早めに相談してねとよく言われます。どうすればよいでしょうか?】

という悩みについて同じように検討すると、「実際に話しかけてみると、忙しいのかそうでないのか確認できる。あのー…だとかすいません…と前置きすると話しかけやすい」「早めに相談してね’と言ってもらっている。試してみると質問が受け付けられる忙しさかも」「職場の人と意思表示のサインを決めてみるのはどうか。小学校でそうしたサインを利用していると聞いたことがある」「仕事の締め切りによって声かけのタイミングを判断してもよさそう。後でも可ならメールで相談したいことを伝えておく」「すべて聞くのでなく考えをまとめた上で確認に行く」など、具体的な解決策が多く挙がりました。

本日の悩みはどの利用者の方にも共通するような内容を取り入れました。そのため検討前は困惑されていましたが、他者の相談事だと考えてみると解決策が浮かびやすかったり、複数で話し合うとより良いアイデアが浮かんだりすることを体験していただけたのではないかと思います。最後は、参加者全員で話し合う時間を持つのを楽しみにされていたような様子があったのが印象的でした。

朝活(メンタルヘルス)では、こうした心理学の活用方法をご紹介することで、就職につながるこころの健康を取り戻せるようなお手伝いをしています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください😊

朝活『メンタルヘルス講座』

8月26日の朝活は、メンタルヘルスの講座でした。

講師は、新潟リハビリテーション大学の和田先生です。

講座の前のアイスブレイク(場の雰囲気が緩まるエクササイズ)では、「晴れた日にしてみたいこと」を話し合いました。お散歩、布団を干す、魚釣り、洗濯などなど、人それぞれ行動は違いましたが、やってみると心地よいという点では共通していました。

本日の講座のテーマは、『こころの整理学』でした。

こころの悩みは、「もっと容姿が良かったらいいのに」「他の人より能力が低くて嫌だ」のように、現実に解決しようとしても、そうしづらいことが多いものです。また、悩みを抱えているのも辛いので、解決しづらくてもそうしようと繰り返し悩みについて考え込んでしまうのが一般的です。

これに対して、本来自分のやりたいことに目を向けてみることで、相対的にこころの悩みへの関心が薄れるというアプローチの仕方もあるのですが、こころの整理はその前段階のようなものとひとまず考えてもよいかも知れません。こころの内で目を背けたいものの気が行ってしまう悩みを1つ1つ確認したうえで、その悩みと自分とがしっくりくる距離感を探すという整理作業をすると、悩みは解決していないながらもこころに落ち着きが訪れます。これが、こころの整理学の要点です。

やり方としては色々なバリエーションがありますが、本日は以下のようなことをやりました。

まずは、しっくりこない・しっくりくるとはどのような感覚かを体感していただくために参加者同士ペアを組んでいただいて、お互いがちょうどよい距離感を作っていただきました。一人が動いてしっくりきても、もう一人はしっくりこないので動きます。今度は最初に動いた方がしっくりこなくなるので、しっくりくる場所を見つけて動きます。こんな感じで、実際動いてみながら、しっくりくるとかこないとかいった感覚があることを知っていただきました。

続いて、折り紙と色鉛筆ないしボールペンを利用して、気に入った折り紙の裏に「今どんなことが気がかりかな」と自分に問いかけて浮かんだことを1つ書き、四つ折りにして会場のどこかしっくりくるところへ置いていただきました。机のうえで分類した方もいれば、会場全体を使って置き場所を見つけていただいた方もいました。

最後は時間の都合もあって、気がかり全体をまとめてイメージのなかで取り扱っていただきました。先ほど浮かんだ気がかり全てを頑丈な1つの容器のなかに入れ、さらにそれをしっくりくる場所に置いてもらうというのがイメージの作業です。作業結果は皆さんの胸の内に収めていただきましたが、例えば頑丈な金庫を家の庭の奥深くに埋めるとか、壺の中に入れて家の食器棚にそっとしまいこむとかいったように、イメージでの作業なので自由なことが出来ます。

こうした一連の流れを経てみると、参加された方々の表情は、開始前に比べて心なしか穏やかな印象へと変わっていました。

なお、本日の講座には実は種本があります。それは、増井武士さんの『こころの整理学』(星和書店)です。皆さんのこころの整理にも役立つ内容がいくつか載っているかも知れません。もし興味を覚えられたら手に取って眺めてみられるとよいでしょう。

朝活(メンタルヘルス)では、こうした心理学の活用方法をご紹介することで、就職につながるこころの健康を取り戻せるようなお手伝いをしています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください。

村上常設サテライト ☎0254-50-1553

朝活「自己発見講座」

8/19の朝活は、「自己発見講座」でした。

講師は、NPO法人ここスタの佐藤優子先生です。

この日は、半年間の目標・行動計画表をつくろうというテーマでした。

「半年先の目標。難しい。」

そして、作ると

「プレッシャーに感じて書き辛い」

なんて言う声も聞こえましたが、いざ、作業をしてみるとなんだか真剣😊

一生懸命に自分自身と向き合っています。

まずは、シートに達成したい目標を決めてから、一か月刻みで半年後まで細かいの目標・行動計画を記入していくのですが、そこが中々難しい😅

でも、それでいいのです😊

誰でも苦手な事はあるので難しいところは、一人で解決する必要はありません。

例えば、そんな時はココを助けてほしい!手伝ってほしい!と書いてみます。

すると、少しだけ気持ちが楽になり自分が頑張りたいところの『見える化』ができ、整理ができます。

目標があってもどこから何をすれば良いのか悩んでしまう時にオススメです。

この日の参加者も何かヒントを見つけたようでした。

朝活『自己発見講座』は、毎月2回開催しています。

ご興味がある方は、村上常設サテライトまで是非お問合せください。

2022年1月7日【朝活 自己発見講座】

新年最初の朝活は、自己発見講座!

~半年後の目標・行動計画を立てよう!~でした。

参加者は5名。

計画を具体的に考えることや、目標を達成するまでに何をしたらよいのか考えるのが全体的に苦手の様子でした。悪戦苦闘しながらも、具体的な記入例を頼りに先生、スタッフと一緒にそれぞれが2022年6月までにどうなっていたいか具体的に考え、作成することが出来ました。

「目標設定は、本当に苦手なことなので、考える時間をもらえてとても良かったです。」「具体的に書くことが出来て良かった。」「自分を大切にしながら前に進みたい」などの感想がありました。

朝活『目覚まし代わりの頭の体操に取り組んでみましょう

朝活【メンタルヘルス】『目覚まし代わりの頭の体操に取り組んでみましょう』

今回の朝活のテーマは『頭の体操』です。

一日の始まりに頭をすっきりさせておくと、一日の活動もよどみなく進みやすいと個人的に考えています。とおっしゃるこの日の担当は、新潟リハビリテーション大学の中川明仁先生。7名が受講しました。

今回取り組んでもらったのは、ストループ検査と呼ばれる認知的葛藤状況を生み出す検査です。ストループ検査では文字の意味と文字の色が異なる情報を呈示します。たとえば、赤色で書かれた「青」という文字について、色情報あるいは文字情報を答えてもらいます。

参加された方はチカチカした文字や色と一生懸命格闘されていました。さらに、葛藤状況は認知的側面のみに起こるものではなく、実生活場面でも起こるため、その葛藤状況を参加者の方に考えていただきました。

自分自身が体験された葛藤状況が具体的に挙げられていました。さらに、後半では葛藤状況に直面した時に生じるストレスへの対処についてもお話しさせていただきました。ストレスへ対処するにはさまざまな方法を自分の引き出しの中に持っておくこと、そしてそれを問題の性質に応じて柔軟に使い分けていくことの重要性を説明させていただきました。

参加者からは、「ストレッサーに対しては、コーピングの柔軟性が大事。思い込みがストレスを増大させるので、自分を冷静に分析して対処したい。」「回避、逃避のコーピングが非常に高かったけど悪いことではなく柔軟性が大事とのことで安心しました」「最近では心理・社会的ストレッサーが増えている。そのせいか回避・逃避が高い。柔軟性が大事とのことなので場面に応じて対処行動を取っていきたい。」などの感想が述べられました。

朝活【自己発見講座】

11月5日(金)に自己発見講座が行われました。

講師はNPO法人ここスタの佐藤優子先生✨

毎月2回開催されている自己発見講座は、自分を知ることが大切、強みも弱みも「私ってこうなんだ!」とあるがままに受け入れ自己を肯定していく。自分自身を理解することがとても重要で自信を育んでいく。

そして一歩一歩前に進めていくことで就職活動が進む、そんなお手伝いが出来ればと思っています。

さて、この日のテーマは ~生活スキルお金の管理について考えよう~ 参加者は女性2名男性4名計6名でした。

まずは、先生から

⓵お金の管理はなぜ必要ですか?の問いに、

「安定した生活」「お金は無限でないから」「好きなことに使う額を確認するため」…

②生活に必要な費用にはどんなものがありますか?の問いには

「食費・電気・ガス・水道・携帯・奨学金返済・年金・健康保険…」と参加者から活発に発言がありました。

続いて、先生から月収20万円でお金の管理を二人組で考えてみましょうという内容でペアワークをしました。

グループワークが始まると、「えっそんなに掛からないよ」「全然わからない」…と和やかに話し合っていました。一番違いが出たのは、食費!

2万のペア、5万のペア、6万のペア。

一人暮らしの経験がある人がいるペアは、リードしてもらいながら進めていました。

また、家族と暮らしているので全然わからないと苦戦しているペアもあり、あらためていずれ自身で管理するときが来るんだよなと感じていたようでした。

最後の振り返りでは、

「災害など、突発のことに備えることも重要なので、計画的に使っていかなければ」

「今までボンヤリなんとなく使って来たので、削れるところは削りたい」

「目に見える形でやってみると今まで恵まれていたと気づいたと同時に危機感をもった」

「考えるきっかけができて良かった」

と感想がのべられていました。

次回も~就労継続に必要な力~シリーズが計画されています。

朝活『メンタルヘルス』~問題解決に向けた効果的なコミュニケーションのあり方とは?~

10月22日金曜日は「メンタルヘルス講座」講師は、新潟リハビリテーション大学 中川明仁先生

標題のテーマにて簡単なゲームを交えグループワークを行いました。

ゲームの内容は、限られた条件の中で問題解決をするために必要な物品に対して優先順位を付けるというものです。まずは、個人でゲームの解答を考えて、その後にグループで話し合って1つの解答を出してもらいました。

グループは4名1組で構成されました。問題解決に一番重要な物品から不要な物品まで、各々の考え、根拠を示しながら順位を付けていきます。集団で話し合った結果導かれた解答の成績と個人で考えた時の成績に違いは見られるのか?ということに注目しました。

また、グループ内にどのようなコミュニケーションスタイルの人がいると話し合いが促進され、ゲームの好成績につながるのか、という点にも注目しました。その結果、グループの中でアサーティブなコミュニケーションを行う人がいると、個人で考えた時よりも好成績を修めやすいことが示唆されました。

アサーティブなコミュニケーションとは、自分の意見も他者の意見も尊重するコミュニケーションスタイルです。ワークの中で自分の意見だけを押し付けず、他のメンバーの意見も引き出すような関りをすることで多様な視点が生まれ、そのことが問題解決に役に立ったのではないかと考えられます。

日常生活の中でも自分の意見、考えを大事にしながら、相手がどのように考えているのか、という視点も忘れないでいたいものです。