1月28日(金)の朝活『メンタルヘルス』講師は、新潟リハビリテーション大学 和田先生「“あそび”が生むこころの“ゆとり”-切り貼りして感じる心理学-」でした。
昨年の9月にも“あそび”とこころの“ゆとり”をテーマとして、一定のルールという枠組みや限界のなかで頭を働かせて工夫しながら遊ぶことで幼少期の頃のような自分らしい感覚(こころのゆとり)を取り戻してみる、という講座を行いました。
その際は「風景構成法」と呼ばれる‘描画法’をしたのですが、今回は「コラージュ療法」にトライしました。
「コラージュ療法」というのは、雑誌やパンフレットの絵・写真・文字を切り抜いて画用紙などの台紙に貼る、コラージュと呼ばれる芸術的な手法を利用したワークです。そう聞くと苦手意識が働いて尻込みしてしまうかも知れませんが、美的センスや上手下手を見るものではなく、自分自身について知ったり自分らしさについて考えたりする材料の1つとして、作品を仕上げていきます。こころのままに自由に切り貼りしていくと、不思議と自分と対話が進んだり自分についての気づきが得られたりする作業となるところに面白みがあります。
今回は、思い思いのアイテム(雑誌、広告、折り紙など)を参加者の方々に持ち寄ってもらい、作品づくりに取り組んでいただきました。
簡単な説明を受けたあとに作業を始めたのですが、どんどん進める人もいれば雑誌をじっくりめくって考え込む人もいました。また、作業開始から20分くらいはアイテムについて意見を交わす方々もいましたが、時間が経つにつれて皆さん無口になり、30分も経てば自然と、各自が黙々と作業に取り組むようになっていました。
最終的に、1時間という制限を丸々使い切ってもまだ足りない…というくらいまで夢中になった方々ばかりでしたが、ひとまず作業を区切ってもらい、裏面へ日付・名前・タイトルを書いてもらって終了となりました。
「楽しかった」「つくってるうちにどんどんテーマが変わった」「あっという間に終わってびっくりした」といった感想が、今回の講座の満足度を物語っているのではないでしょうか。
描きあがった風景は、上手下手という次元とは異なる、自分の描き上げた唯一無二のもの。描いた直後には「ここが上手く書けなかった」というところに目がいきやすかったのですが、改めて<出来栄えはいかがですか>と講師から尋ねられると、「描きあげられました」「まあまあです」といった感想が出て、自分なりに納得のいく風景が描けたようでした。
こうした言葉を使わない“あそび”に没頭する機会は、普段なかなかないだろうと思います。自分らしさを取り戻すこんな方法を学びながら、日常生活を乗りきったり仕事探しにつなげていったりしてもらえればと思っています。興味を持たれた方は、朝活の『メンタルヘルス』講座へ足を運んでみてくださいね😊
2月の朝活『メンタルヘルス』講座は、2月10日(木)と2月25日(金)に開催する予定です✨