朝活『メンタルヘルス』講座

5月27日(金)の朝活『メンタルヘルス』は、「ちぎり絵でアートセラピー」でした。

テーマに入る前に行ったアイスブレイク(緊張を和らげるための雑談)では、”あなたは和菓子派?洋菓子派?”をテーマとして、皆さんの好みを話し合いました。すると、おはぎや大福が好きだという和菓子派の方、アップルパイ、シュークリーム、クッキーなどが好きだという洋菓子派の方、両方好きだという方もおられました。そうかと思えば、餡とクリームが入っているパンが好きだというハイブリッド派もおられて、食いしん坊だという共通点のある皆さんが集まったことが分かり和やかな雰囲気となりました。

今回行った「ちぎり絵でアートセラピー」は、前回の「“こころの天気”を描こう」の姉妹編のような講座です。

前回と共通していたのは、A4サイズ程度の紙(今回は画用紙を使用しました)へ現在の自分の心境を自由に表現していただくという点でした。

当日の朝はあいにくの土砂降りでしたが、こうした自然現象はこころの状態にも言えるだろうと思います。すっきりと澄み渡った青空だったりどんよりした曇りだったりシトシトとした小雨が降っていたりといったように、こころの状態は天気のように移り変わります。こうした状態を天気として表現してみると、自分の理解に役立ちますし、納得感のようなものも生まれてきます。

前回と異なるのは、色鉛筆ではなく折り紙をちぎって糊で貼り付けることで表現するという点でした。つまり、こころの天気を表すという点では同じでも、表現方法を変えたということです。

折り紙は120色入りの(金・銀入り!)セットだけでなく、和の色合いや派手な色合いの入った折り紙を用意しました。各自、まずは念入りにイメージに合った色の折り紙を選んでから、創作作業に入られました。

折り紙選びのときには参加者同士笑顔交じりで会話もされていましたが、いざ創作作業に入ると自分と向き合うことに没頭されていました。5分延長して総計50分ほどの作業時間は、あっという間の感覚だったのではないかと思います。

創作を終えたあとは、各自で振り返りをしていただいてから、皆さんで体験を分かち合いました。その際は、‘いちばん心を込めて創ったのは’‘表現を試みた私の想いは’‘自分にプレゼントしたい言葉を短くまとめると’などについて振り返っていただき、最後に‘ちぎり絵を創作したりそれを分かち合ったりした感想’をメモしていただきました。

皆さんからは、「初めてやったけど学校の授業とは違って楽しく素直にやれた」「他の人の作品見て可愛いなとか眩しいなとか色々な刺激を受けた」「ちぎり絵と聞くとすごく細かくというイメージだったけど、それぞれ個性が出ていたので自分を表現できれば細かくなくてもいいかなと思えた」などの感想をいただきました。

こころは言葉で言い表せないほど複雑で多くの意味を持っています。そのため、言葉ではない表現方法で自分のこころの状態を表してみると意外な発見があるなどして、メンタルヘルスの維持や回復に役立つことがあります。興味を持たれた方は、朝活の『メンタルヘルス』講座でお待ちしています。

Posted in 村上サテライト.