朝活『メンタルヘルス』

10月13日の朝活メンタルヘルス講座は、新潟リハビリテーション大学の和田先生でした。

講座の前のアイスブレイク(場の雰囲気が緩まるエクササイズ)では、「あなたは肉派?魚派?」について話し合いました。タレの付いた肉が好き、旬のサンマが食べたいけれど高くなっていて手が出しづらい、お肉も魚も好み、どちらかというと肉派だけれど食卓に出てくるのは魚が多いなどなど、様々な嗜好を語っていただきました。食べ物の話をするとついそれを思い浮かべて食欲が湧いてくるのが不思議です。

さて、本日の講座タイトルは、『ココロの相談ナビゲーター』でした。

タイトルから内容が想像できるでしょうか?

何をしたかを簡単にお伝えすると、こころの悩みを扱うラジオ番組のパーソナリティ(司会進行役)になりきって、よくあるこころの悩みへの解決策を提案してもらう、ということをやっていただきました。

自分で悩んでいる時には解決できないままモヤモヤと悩んだままで過ごしがちですが、他人にアドバイスするような視点で悩みについて考えてみると、解決策がスッと思い浮かぶことがあります。これは、悩みを頭の中から消したいという思いが先行して、なかなか解決のために頭を使おうとしにくいことも理由の1つだろうと思います。そのため、よくあるこころの悩みの相談役となって解決に向けて頭を使ってみることが、実は自分自身の悩みと共通する点への解決にもつながっていくというのが、今回の講座のミソです✨

ということで、参加者の皆さんには、よくある悩みについてアドバイスする、ラジオパーソナリティになっていただきました(タイトルでナビゲーターとしたのは、そうした呼び方のほうがカッコ良さそうだからというのが理由です(笑))。

まずは各自の担当番組に悩み相談があったつもりで検討です。

最初の【過去のミスや失敗ばかり頭に思い浮かんで、次の仕事を探すためのやる気がなかなか出てきません。このままの自分で仕事を始める自信もありません。どうすればよいでしょうか?】

という悩みには、「やれそうな仕事から始めてみては」「自分を癒やすことから-心に栄養を与えては」「変えられない過去のことを考えるよりも進む勇気が大事」「一人で悩んでいない?身近な人に相談してみても」などのアイデアが挙がりました。続いて参加者全員がパーソナリティの番組のつもりで話し合っていただくと、「相談してもらったこと自体が自分を変えようとしている.向上心がある」と労いがあり、進む勇気を持つには「勇気を出そう!と声に出してみる」「ちょっと行動してみると勇気のループが始まる!」といった回答が出て、各自のアイデアとのつながりも考えられました。

続く【職場の人に話しかけたいと思っても、忙しそうにしていると話しかけられません。分からなくても聞けないまま仕事をして間違うこともあるので、早めに相談してねとよく言われます。どうすればよいでしょうか?】

という悩みについて同じように検討すると、「実際に話しかけてみると、忙しいのかそうでないのか確認できる。あのー…だとかすいません…と前置きすると話しかけやすい」「早めに相談してね’と言ってもらっている。試してみると質問が受け付けられる忙しさかも」「職場の人と意思表示のサインを決めてみるのはどうか。小学校でそうしたサインを利用していると聞いたことがある」「仕事の締め切りによって声かけのタイミングを判断してもよさそう。後でも可ならメールで相談したいことを伝えておく」「すべて聞くのでなく考えをまとめた上で確認に行く」など、具体的な解決策が多く挙がりました。

本日の悩みはどの利用者の方にも共通するような内容を取り入れました。そのため検討前は困惑されていましたが、他者の相談事だと考えてみると解決策が浮かびやすかったり、複数で話し合うとより良いアイデアが浮かんだりすることを体験していただけたのではないかと思います。最後は、参加者全員で話し合う時間を持つのを楽しみにされていたような様子があったのが印象的でした。

朝活(メンタルヘルス)では、こうした心理学の活用方法をご紹介することで、就職につながるこころの健康を取り戻せるようなお手伝いをしています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください😊

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