12月の職場見学

12月最初の職場見学は、先月職業人講話に来ていただいた羽田健亮さんの会社が運営する「カレイドスクエアパーク胎内」にお邪魔してきました。11月オープンしたばかりの新しい施設です。

施設1階は児童が利用する空間、放課後等デイサービス。広いスペースにたくさんの工夫が感じられます。机の配置、掲示物、作業道具など見ているだけでもわくわくします。)

  

ここで子どもたちがどんな風に過ごしているのか、説明をしていただきました。

毎月目標を立てて過ごすこと、達成するとシールがもらえて、たまった数に応じてプレゼントが用意されていたり、逆にペナルティもあったり。目標の立て方もポジティブな表現を意識するなど子どもたちのやる気を引き出す仕掛けがあります。お話を聞いているだけで参加者もなるほど~と深く納得する様子が見られます。一見遊びのように見える作業も手先の訓練となっていたり、楽しみながらいつのまにかトレーニングになっているところに支援員の方々の専門性を感じました。

  

また地域とのつながりをとても大切にしているということで子どもたちはいずれ社会人となったとき、地域に根付いて生活をしていけるためのネットワークづくり、仕組みづくりについてもお話をしていただき、親身になり利用者に寄り添った支援はとても心強く感じました。

ここだけで30分以上の時間を費やしてしまいました。

 

そして2階へ。2階は大人の「就労移行支援事業」を行っています。ブックカフェのような雰囲気に惹かれ自然と足が本棚へ。これ読んだことある!これも知ってる!など本を題材に話がはずみます。

その後、障害者総合支援法とは?どんな訓練をおこなうのか?など動画を見ながら知識を習得します。

  

そして実際にカレイドさんで行っている職業訓練のデモレッスンを体験させていただきました。

  

 

どこに目が行く?

見方を変える、リフレーミングについてどんな風に見え方を変えていくのか実際に体感し、たり短所を長所に言い換えるワードを教わったりして盛り上がりました。

 

カレイドさんでは福祉業界の職員が半分、もう半分は他の業種の方々を入れることでバランスをとっているそう。PCに詳しい資格を持つ人、美容師、販売士、ビジネスマナー検定資格保持者など、働くうえで必要な知識を持ち合わせた様々なスタッフが多方面からサポートしてくれます。心強いですね。

参加者からは「興味が持てそうな内容が多く、ためになった」「前職の経験の知識と組み合わせてさらに勉強ができ、とてもいい時間になった」「興味深い内容がたくさんあった。(受けられないけど)色々なサポートがあるならやってみたい」「子どもたちの活動がもう一つの学校のようだった」などそれぞれの目線で興味深く見学している様子が伺えました。

これから訓練を終えた受講生がどんな業界で活躍していくのか、今からとても楽しみです。

 

カレイドスクエアパークのスタッフの皆様、お忙しい中どうもありがとうございました。

Posted in 村上サテライト.