朝活「メンタルヘルス講座」

7月22日の朝活(メンタルヘルス)の報告です。

この日の講師は、新潟リハビリテーション大学和田先生です。

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講座の前のアイスブレイク(場の雰囲気が緩まるエクササイズ)では、村上大祭を終えた時期でもあることから「好きな(好きだった)露店・屋台」について話し合いました。

食べ物系(ポッポ焼き、お好み焼き)もあれば遊び系(輪投げ)も挙がりましたが、どんな露店・屋台にも思い出があるようで、一人一人が挙げるたびに「あぁ…」といった感嘆の声が漏れていました。

さて、本日の講座では、『折り紙ちぎりでマインドフルネス体験』を行いました。

まずは、前提となるマインドフルネスについてのお話がありました。‘マインドフルネス’というのは、欧米で禅の考え方や方法が広まり、それが「今この瞬間をただ感じる」考え方や方法として心理学に取り入れられたものだそうです。なぜ今のこの瞬間をただ感じることに意味があるのかというと、人の頭には、起きていない将来を予測して不安になったり終わって取り戻しようがない過去を思い返して憂うつになったりするという性質があるからです。気がかりなことに囚われて空想の世界に入り込むとネガティブな気持ちに陥ってしまいますし、目の前の活動がおろそかになるという弊害もありますから、今この瞬間に注意を取り戻せるような方法を持つことで、仕事やプライベートでの活動に専念し、成果を上げられるようになるわけです。

マインドフルネスの練習はどんな方法でも出来ますが、今回は禅の書画にみられる円相図や〇△□図を真似て、‘折り紙を手でちぎり、直径3センチ程度の円や三角を作る’という方法で練習してみました。

非常に単純な作業だからこそ、考えの世界に入ってしまう体験や注意を目の前のちぎる作業に戻すという体験がしっかり感じられたようです。傍から見れば折り紙をちぎって丸や三角を作るなどどうでもいい作業だと言えますが、感想を共有した際にはそんな作業について「上手に出来た」「出来たと思ったら失敗した」といった評価を下す考えごとがふっと浮かんでしまったと語られました。また、作業を進めるうちに、丸や三角をちぎるという行為に注意を引き戻すことも出来たとのことでした。

今回練習したマインドフルネスという在り方は、日常生活や仕事においても活用が可能です。気がかりがあるとついそちらへ注意が向かってしまい、そのまま空想にひたって苦しくなるということは、どんな場面でも生じるものだからです。そんなときは、五感を活用して目の前の活動に注意を戻すことを繰り返してみると、自然にそうした過ごし方が出来るようになってきます。

朝活(メンタルヘルス)では、こうした心理学の活用方法をご紹介することで、就職につながるこころの健康を取り戻せるようなお手伝いをしています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください。

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